
枝豆はハムスターにこの食品を与えるときは注意が必要です。
枝豆は家庭でのビールのおつまみとしてNo.1です。
(ビールに合う夏の味覚、アサヒビール)
2位は「豆腐」で、意外にもさっぱりしたものをおつまみにしてビールを飲む人が多いようです。
豆腐は大豆から作られます。
成熟する前に収穫された大豆は枝豆になります。
「枝豆をハムスターに食べさせてみよう。」
そんな人はご注意を。
枝豆は高カロリー、高脂肪、高炭水化物です。
ほとんどのハムスターが喜んで食べてくれると思いますよ。
私たちが食べるときは、ふっくらさせるために塩ゆでにします。
1リットルの水に40gの塩を入れるとおいしい茹で枝豆になると言われています。
人間用に美味しく茹でられた枝豆はハムスターにとっては、不必要に塩分を摂りすぎていることになります。
塩分の高いものを与え続けると、腎臓や心臓に負担がかかるので注意が必要です。
冷凍食品の枝豆は、通常、塩水で茹でられていますので、ハムスターに与える枝豆は、生から塩抜きして茹でたものの方が安全です。
また、枝豆を与える際に最も注意しなければならないことは、「生や加熱不足の状態で与えないこと」です。
豆類にはプロテアーゼインヒビター(トリプシンインヒビター)が含まれています。
タンパク質の消化・吸収を妨げ、消化不良や下痢を引き起こすことが知られています。
また、生の豆類に含まれるレクチンは、血液(赤血球)を固まらせ、血栓を作る原因となります。
これにより、胃や腸の粘膜に炎症を起こしたり、心臓病を引き起こすこともあります。
プロテアーゼインヒビターとレクチンは、しっかりと調理することでほとんど除去することができます。
枝豆だけでなく、黒豆、いんげん豆(さやえんどう)、さやえんどう(きぬさや、グリーンピース)もしっかり茹でれば、安心して食べさせられます。