
ココナッツオイルケトン体
ココナッツオイルは健康に興味のある女性や高齢者にも人気です。
美肌やダイエットばかりがクローズアップされますが、高齢者にはぼけ防止や認知症予防にも有効です。
その秘密はココナッツオイルに含まれているケトン体です。
中鎖脂肪酸とケトン体が人の体にとってもいい、ということになんです。
ココナッツオイルの主な栄養成分
ココナッツオイルが、そんなに健康や美容にいいというなら、どんな栄養成分が含まれているのか気になるところです。
南の島で太陽の恵みを受けて大きく育ったココヤシの実ココナッツだから、日本のフルーツや野菜と比べても濃密な栄養成分が含まれています。
一番多く含まれているのが、中鎖脂肪酸です。
中鎖脂肪酸は、太りにくい油としても知られ、吸収や分解がとても速いことが特徴です。
他にラウリン酸やビタミンEも含まれていますが、なんといってもここではケトン体が主役です。
肝臓で生成され合成された成分ですが、心臓や腎臓など各種臓器のエネルギー源となっています。
ケトン体はダイエットだけではなく認知症予防にも有効
ココナッツオイルのダイエット効果は、中鎖脂肪酸のほうが有名ですが、ケトン体も同じくダイエット効果があります。
ブドウ糖に代わる脂肪燃焼効果をもたらします。
そして、ケトン体の注目すべき点は認知症予防効果です。
脳が使用するエネルギーはブドウ糖が主体ですが、認知症になればブドウ糖が吸収されにくくなります。
そして、脳障害を起こすことがわかっています。
ケトン体はブドウ糖に代わり、脳へと栄養を送る働きがあるというわけです。
ココナッツオイル以外のケトン食療法はありえない
認知症の予防や改善方法の一つにケトン食療法があります。
ブドウ糖が使えなくなったので、ケトン体を摂取して脳に栄養やエネルギーを与える方法です。
問題はケトン体のエネルギーを脳に送るには、血糖値を低くする必要があります。
ケトン食療法の場合、炭水化物の摂取量を極端に減らし、足りない栄養成分を脂肪やタンパク質で補う必要があり、調整が難しい治療法です。
そこでココナッツオイルを食べてケトン体を無理なく摂取する方法が一番いい治療法になります。
まとめ
ココナッツオイルに含まれるケトン体にも注目してください。
ココナッツオイルでは、中鎖脂肪酸が注目されていますが、ケトン体のダイエット効果や認知症予防・改善効果にも絶大な威力を発揮します。